「シマ/島」への復帰
2年も更新してなくてずいぶんご無沙汰をしてしまったことになる。ただ、ここに書いてきたことに関心がなくなったのではな全くなく、ずっと同じ場所にいて島々のことを考え続けているのに変わりはない。変わりないのだけれど、気軽に書けなくなってしまった。
竜宮城へ行った人がいたとして、その人がそこで見聞きし味わったことを周りに素朴に伝えたら、気が振れたか少なくともとても怪しく受け止められてしまうだろう。そこで「絵にもかけない美しさ」のことを、唖然とするのではなく、せめてそういうことはあるかもしれないと立ち止まって聞いてもらうために、どんな筋道を立てればいいのか。そういうところで悪戦苦闘をしている最中だ。もったいぶっているのではなく、『ハジチ 蝶人へのメタモルフォーゼ』でお披露目した内容の根拠にあることを丁寧に仕立てたいわけだ。
そんな折、昨年の秋ころに奄美郷土研究会の方から奄美の日本復帰70周年記念の依頼を受けた。もうその手のことは書くことも話すこともないだろうと思い資料もしまい込んでいたから戸惑ったが、島々のことを考え続けているのは変わらないから、お引き受けすることにした。話すべきことはすぐにわからなかったが「「シマ/島」への復帰」という言葉が思い浮かんだ。『奄美自立論』から15年も経つので、よい機会をいただいたのかもしれないと感謝している。
日時:1月27日(土)13:30~16:00
場所:県立奄美図書館 4F研修室
ご都合つかれる方、お立ち寄りください。
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