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2019/03/04

平敷屋トウバルのオカガニ・トーテム

 平敷屋トウバルのⅤ層からは、「竪穴住居跡」が検出されている。

Photo_5

 トーテムの眼でみれば、これは住居跡ではない。Ⅴ層からは貝も豊富に出土していて、幸いなことに「竪穴住居跡」は区別されてカウントされている。その構成をみると、オカガニ段階にあるのが分かる。

 オハグロガイとオキナワヤマタニシが鋏、イソハマグリが腹部の主な化身貝になっている。女性は21人、男性は6人とカウントされる。この遺構下部には9つのピットも検出されている。その構成からいえば、ここは、「あの世に還る」場を示すと思える。

 礫の広がりは同じ段階のシヌグ堂遺跡を思い出させる。宮城島の近くの平敷屋にもオカガニ人がいたわけだ。

 Ⅴ層の放射性炭素年代は、3150±30BPを示している。この年代でオカガニ段階になるということは、本土の弥生期への移行よりも、オーストロネシア語族の北上の方がインパクトになったのかもしれない。

 勝連半島の平敷屋からは、植物、オカガニ、オウギガニ、ムラサキオカヤドカリ・トーテムが確認できる。徳之島の面縄、屋我地島の大堂原と並んで偉大な聖地だったのだ。

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