« 喜界島崩リ遺跡の遺構2 | トップページ | 具志川島5B層の集骨 »

2018/09/23

古我地原貝塚の遺構

 苧麻トーテム段階にある古我地原貝塚の遺構。

Photo

Photo_2
(『古我地原貝塚』)

 目は粗いが、4つの場を想定しておく。

 黄:スデルわたしたち
 緑:この世にいるわたしたち
 赤:あの世に帰るわたしたち
 青:この世に現れるわたしたち

7

 メタモルフォーゼの場は、西端にある第7号遺構だと考えられる。

 そして、この遺構の形態は、この貝塚でほとんどを占めるキバウミニナの口と触覚ではないだろうか。

 cf.「キバウミニナの口」(MAD CREEPER)

Photo_3

 また、「この世にいるわたしたち」を示すのは、遺構4~7号を包むように検出されているピット群だと思える。この穴は、泥地に刺さるヒルギの根あるいは育ち始めた芽ではないだろうか。

 古我地原貝塚は、土器の大半が奄美系であることでも知られる。奄美から渡ったヒルギトーテムの島人が作った貝塚なのかもしれない。


|

« 喜界島崩リ遺跡の遺構2 | トップページ | 具志川島5B層の集骨 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 古我地原貝塚の遺構:

« 喜界島崩リ遺跡の遺構2 | トップページ | 具志川島5B層の集骨 »