喜界島崩リ遺跡の遺構1
喜界島、手久津久の崩リ遺跡の遺構。まず、「竪穴状遺構」と呼ばれているものについて。
これは、宮古島アラフ遺跡と同じサンゴ礁トーテムの段階にあると考えられる。
この遺構の分布が示すのは、遺跡すぐ近くにある、イノーなく迫った干瀬だ。
地図は現在の干瀬であり、削られた面もあって、どの個所に対応しているのかを判断するのは難しい。が、このどこかなのだ。
その意味は、色で区分してみた。
黄:スデルわたしたち
緑:この世にいるわたしたち
赤:あの世に帰るわたしたち
青:この世に現れるわたしたち
貝は遺構からは検出されず、代わりに動物遺体が出ている。起点と考えられるSH15でいえば、ウツボ科、アオブダイ属、ブダイ科、クジラ類、である。
また、アラフ遺跡と同じく、「スデルわたしたち」は二か所、近接して構築されている。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント