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2018/09/21

喜界島崩リ遺跡の遺構1

 喜界島、手久津久の崩リ遺跡の遺構。まず、「竪穴状遺構」と呼ばれているものについて。

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 これは、宮古島アラフ遺跡と同じサンゴ礁トーテムの段階にあると考えられる。

 この遺構の分布が示すのは、遺跡すぐ近くにある、イノーなく迫った干瀬だ。

 地図は現在の干瀬であり、削られた面もあって、どの個所に対応しているのかを判断するのは難しい。が、このどこかなのだ。

 その意味は、色で区分してみた。

 黄:スデルわたしたち
 緑:この世にいるわたしたち
 赤:あの世に帰るわたしたち
 青:この世に現れるわたしたち

 貝は遺構からは検出されず、代わりに動物遺体が出ている。起点と考えられるSH15でいえば、ウツボ科、アオブダイ属、ブダイ科、クジラ類、である。

 また、アラフ遺跡と同じく、「スデルわたしたち」は二か所、近接して構築されている。

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