ゴホウラ、イモガイと「をなり、えけり」
アンチの上貝塚からは、イモガイの集積の他に、イモガイとゴホウラセットでの集積も検出されている。
覆っているゴホウラを取り除いていくと、その下に2点のアンボンクロザメと1点のアツソデガイが顔を出す。アツソデガイは、ゴホウラに比べて小さい。
推理してみると、2体のアンボンクロザメとアツソデガイは兄弟姉妹。そのうえのゴホウラは、姉や母、叔母などの母系の系列を示しているのではないだろうか。
1体のゴホウラは孔が開けられておらず、外唇が取られている。これは、アツソデガイと直接の姉妹ではない、成人儀礼前の従妹を指すのではないだろうか。アンボンクロザメも大きさによって兄弟が示されている。
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