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2018/06/20

オウギガニ段階の位相

 試みに、オウギガニ段階と考えられる貝塚層の上位10の貝について、類似の箇所を挙げてみる。

Photo

 マガキガイなどの三角形の巻貝は、「鋏」。二枚貝やマイマイ類は「腹部」だが、カワラガイなどは「鋏」でもある。

 オウギガニ段階の進展の分かる平安山原の貝を手がかりにすれば、それは「鋏」の構成比の高まりによって示される。しかし、それだけだと、小堀原b層が次のコモンヤドカリ段階への移行が進んでいることになるが、小堀原の層は、アラスジケマンの構成比が圧倒的で、マガキガイもサラサバテイラの構成比は低く、コモンヤドカリ段階はまだ先だと思える。

 そこで、(鋏)/(腹部)を指標にとり、この高まりをオウギガニ段階の進展と見なしてみる。

 阿波連浦Ⅳ層
 安田4層
 浜屋原B
 小堀原b
 平安山原①
 平安山原②
 平安山原③

 するとこの順位が得られる。これだけで何か言えるわけではないが、ひとつの視点として挙げておく。あるいは、「蓋」が選ばれるのは、オウギガニ段階初期なのかもしれない。

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