具志川島の「あの世」の発生
具志川島岩立西区の最下層は、前2期とされている。
しかし、貝の構成を見る限り、苧麻トーテム(前4期)とみなしてよいと思える。6層から12層は前3期とされているが、これも貝の構成からは、苧麻トーテム(前4期)段階にある。
そこで5A層から24層まで、苧麻トーテム段階の推移と見なしてみる。
12層において、岩陰の奥に小さな貝塚が形成される。ここに、具志川島において「あの世」が発生した時点が示されている。そののち、人の骨も貝と同じように置かれることになる。
放射性炭素年代の測定からいえば、約4000年前にあの世は発生し、約3700年前あたりから、人も墓に葬られるようになる。
また、集骨の場所からは、加工の施されたヤキイモと推定されている貝も出土している。
これは、刺青の五つ星を思い起こさずにいられない。あの世の発生と霊魂の発生は近接している。
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コメント
おはよう!
久しぶりです。
船倉海岸で遊んでいますが ピャンチク離れ島を あの世の住みかとすることを考え 行動に移しています。
与論島にも 具志川とおなじ事例があるかもしれない。
ミナタ離れが急に親しみがわいてきた。
ヤドカリです。
東京に行ったのに連絡しませんでした。
学生時代の恋人に再開して大山詣でをしてきました。
今度は紹介しますね。
投稿: 泡 盛窪 | 2018/06/03 05:10
盛窪やか
がしたばーり、たんでぃ。
やか。貝塚を見つけてください。ヤドゥンジョー以外にも必ずあるはずです。
ピャンチクあの世、ゆたしょー。
投稿: 喜山 | 2018/06/03 06:17