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2018/06/22

平安山原B・C遺跡の位相 10

 平安山原遺跡のオウギガニ段階からコモンヤドカリ段階への移行を概観する。

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 生息地からいえば、潮間帯の上昇によってコモンヤドカリ段階への移行は示せる。全体としていえば、陸域を除きあらゆる場所が構成比を持っていたのが、減少するところに移行の推移がある。ただし、Ⅲ群下層で礁斜面があがり、コモンヤドカリ段階の兆候を見せる。

 貝自体でみれば、スベスベ族の二枚貝の上昇が端的にコモンヤドカリを示す。タテタテヨコヨコ族の二枚貝をはじめ減少するなか、▽族の減少幅が小さいのは、ヤドカリも鋏を持つからだ。

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