« 蛙から蝶への化身 | トップページ | 『奄美・沖縄諸島 先史学の最前線』 »

2018/06/17

蛙から蝶への化身 2

 「井戸ヌパタヌ子蛙誦言」について、もう少し詰めてみる。

 井戸ヌパタヌ アブダーマ
 パニバムイ トゥブケー
 バガケラヌ生命(イヌチイ) 島トゥトゥミ アラショウリ

 蛙が蝶に化身するとするなら、両者は同じ位相にあると考えられたはずだ。
 何が同じなのだろうか。蛙は、井泉(カー)にいるのだから、境界点に位置することになる。生と死の結び目だ。
 それなら、蝶も境界点にいることになるはずだ。

 こう考えると、思い浮かぶのは花だ。シャコガイは、後代には花へと変形される。それはもともと花がシャコガイの化身植物と考えられていたからだということになる。蛙と蝶は境界点にいるものとして同じ位相にある。

 蛙は蝶を食べる。これは、蝶が蛙にメタモルフォースすると言ってもいい。それならこの古謡が元に戻ることを歌っているなら、蛙は蝶になることになる。

Photo


|

« 蛙から蝶への化身 | トップページ | 『奄美・沖縄諸島 先史学の最前線』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/87956/66553258

この記事へのトラックバック一覧です: 蛙から蝶への化身 2:

« 蛙から蝶への化身 | トップページ | 『奄美・沖縄諸島 先史学の最前線』 »