« ヤドカリ・トーテムの段階 | トップページ | マツノト遺跡の貝類 »

2018/05/04

安良川遺跡の貝類

 奄美大島の安良川遺跡の貝類からは、ムラサキオカヤドカリ・トーテムの化身貝の様相を知ることができる。

1

 これらの貝たちは、ヤドカリの宿貝になるもの以外にも、類似が認められたものたちだ。改めて目を惹くのは、レイシダマシだ。マダライモもそうだが、これは眼柄で、島人がムラサキオカヤドカリのどこに目を凝らしたかが分かる例だ。

 これは、フェンサ下層式土器の特徴のひとつである瘤状突起に対応すると思える。

2_2

 ウニ集中部があるということは、ウニがムラサキオカヤドカリにもっとも近い化身貝と考えられたということではないだろうか。また、コラム3では陸産(Ⅴ)の貝が多く、ウニ集中部では外洋-サンゴ礁域(Ⅰ)の貝が多い。これは、ウニ集中部では、ムラサキオカヤドカリの化身貝のなかでも、ウニに近しいものが思考されているからだと思える。島人は、任意に貝を置いたのではないのだ。

|

« ヤドカリ・トーテムの段階 | トップページ | マツノト遺跡の貝類 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/87956/66300740

この記事へのトラックバック一覧です: 安良川遺跡の貝類:

« ヤドカリ・トーテムの段階 | トップページ | マツノト遺跡の貝類 »