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2018/05/23

平安山原B・C遺跡の位相 6

 平安山原遺跡のオウギガニ段階の貝類を見ると、サラサモドキとサラサバティイラの数が一致しているのに気づく。

Photo_2

 ぼくたちは、ナガラ原東貝塚で、マガキガイとサラサバテイラの対に意味があるのを見てきたので、ここでも思わず立ち止まる。

 この貝類は、オウギガニ段階なので、母系社会のなかにある。つまり、をなり-えけり関係が社会の軸になっている。すると、サラサモドキとサラサバティイラは、そのままえけり-をなりの関係を表現しているのではないかという考えに導かれる。サラサモドキは男性貝であり、オウギガニのオスの爪を示し、サラサバテイラはメスの爪を示すと見なすのだ。


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