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2018/05/28

具志川島遺跡の前3期貝類 2

 チョウセンサザエが優勢な、具志川島西区の貝類を層別にみると、イヘヤタメトモマイマイが後退していくのが分かる。

Photo_2

 これはそのまま前3期化の過程と見なしていいだろうか。前2期の象徴であるマガキガイは、5位以上には顔を出さず、前2期は過ぎていると言える。また、タテタテヨコヨコ族のリュウキュウマスオが優勢だから、前4期の兆候も見えないし、そもそもマイマイは後退している。これは、前3期と見なしてよいように思える。

 すると、イヘヤタメトモマイマイが優勢な理由は何だろうか。

 考えられるとしたら、地上の貝である岩陰の近くに棲む貝類ということが意味を持ったのではないだろうか。


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