浜屋原貝塚B地点の貝
浜屋原貝塚は、浜屋原式土器が出土する。これは、シオマネキ・トーテム段階のものだ。
(『読谷村埋蔵文化財発掘調査報告書 平成21年度-平成23年度村内遺跡発掘調査等』(読谷村文化財調査報告書 第14集)から作成)
シヌグ堂では8割を占めた陸産の貝が3割になっている。同じカニの段階では、トーテム貝はドラスティックには変化しないのかもしれない。
ここでは、シオマネキ貝らしい貝をピックアップしてみる。
それはなんといっても紅の鮮やかなサラサバイだ。これは、ベニシオマネキ貝だろう。
マダライモは、ハクセンシオマネキではないだろうか。アオミオカタニシ、ヒメジャコはルリマダラシオマネキ。アカイガレイシもベニシオマネキ。キハダトミガイは、ヒメシオマネキ、ではないだろうか。
いずれも出土数が少ないから、他も当たってみなければならないが、サラサバイ、ヒメジャコ、アオミオカタニシ、キハダトミガイなどの色の鮮やかさは、シオマネキに充分、通じていると思える。
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