ナガラ原東貝塚の干瀬カニ貝
大当原式、つまり干瀬蟹あるいはオウギガニ貝のトーテム段階に相当するナガラ原東貝塚の層と、浜屋原、シヌグ堂と比較してみる。
ナガラ原東に出現し、浜屋原、シヌグ堂にない貝を挙げてみると、筆頭にくるのはPU資料では、シラクモガイになる。この他、殻に尖りのある貝は続くが、これはオウギガニの甲のデコボコを表現したものだろうか。
WS資料も入れると、リュウキュウヒバリがあがる。これは、色合いとしては、オウギガニと似ていると言える。ミドリアオリ、オキナワイシダタミの殻のデコボコは、シラクモガイと同様のものだとみなせる。
ハナマルユキの模様は、これはオウギガイに似ていると言えそうだ。
まだまだ確信は持てないが、オカガニ、スナガニ、干潟カニ、干瀬カニのそれぞれのトーテム貝の目安を持ったところで、さいど八重山の貝に当たってみよう。
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