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2018/04/16

平安山原B・C遺跡の位相 1

 読谷の平安山原B・C遺跡から出土した貝類から、トーテム段階の位相を測ってみたい。

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(黒住耐二「平安山原B遺跡と同C遺跡の貝類遺体および本地域の遺跡出土貝類まとめ」から作成)

 Bの①~③とCのⅡ群、Ⅲ群の上下層を、段階がスムーズになるように配置してみた。ここで重視しているのは、イソハマグリの推移になる。ただ、イソハマグリがダントツになるので、途中でカットして他の貝類の推移も分かるようにしてみる。

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 このグラフでいけば、Ⅲ群下層からヤドカリ・トーテムの段階に入っていることになる。その指標になるのが、イソハマグリだ。

 それまで、優占するも、下降し、横ばいになるのが、マガキガイ。下降が著しいのは、シラナミとアラスジケマンで、アラスジケマンの方が先に下降を始めている。アラスジケマンと似た下降を示すのはクモガイ。そしてその後に続くのが、サラサバテイラだ。ただし、マガキガイと同様、下降後に横ばいで推移している。

 上昇 イソハマグリ
 下降 シラナミ、アラスジケマン、クモガイ
 下降後横ばい マガキガイ、サラサバテイラ

 この推移は、イソハマグリがヤドカリトーテムを象徴し、シラナミやアラスジケマン、クモガイがカニトーテムを象徴していることを示している。マガキガイやサラサバテイラもカニトーテムを示すが、一定程度、ヤドカリにも見出されている。

 

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