マツノト遺跡のヤドカリ・トーテムを示す貝類
オカヤドカリピットは、マツノト遺跡でも確認されている(黒住耐二「貝類遺体からみた遺跡の立地環境と生活」)。
そうであれば、貝類遺体のなかから、ヤドカリ・トーテム段階らしさを示す層を抽出してみる(同前)。
マダライモ(3.67)
リュウキュウヒバリ(2.75)
シラナミ(5.50)
マガキガイ(13.50)
ツタノハ(5.50)
ハナマルユキ(2.75)
チョウセンサザエ(3.67)
シラクモガイ(11.00)
コオニコブシ(9.17)
サラサバティラ(5.50)
ぼくたちがここで改めて視野に入れる必要があるのは、マダライモとツタノハだ。
ナガラ原東貝塚では、マダライモは後1期から後2期前半に1個ずつ出土している。ツタノハは、オオツタノハが、後2期に1個出土している。
ツタノハは、岩化する貝であり、蟹、ヤドカリつながりの貝だ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント