宇堅貝塚とアカジャンガー貝塚の段階
アラスジケマンガイの隆盛をみる限り、宇堅貝塚もアカジャンガー貝塚もカニ段階にしか見えない。しかし、アカジャンガーは、くびれ平底土器であり、ヤドカリ段階なのだから、それを手がかりにしてみる。
アラスジケマンガイの減少を指標にしてみると、宇堅B→宇堅A→アカジャンガーDの推移が想定される。これは、同時にイソハマグリの増加と矛盾しない。
両貝塚の場合、干瀬を構成しないサンゴ礁地域でのトーテム表現はどうなるのかということを示している。
この場合、ヤドカリが宿貝とする貝を指標として見るのがいいのかもしれない。ひょっとしたらそれは、干瀬のある貝塚においてもある程度、有効である可能性があるだろう。
また、この貝類構成でみる限り、宇堅、アカジャンガー貝塚は後2期の初期であり、、宇堅はアカジャンガーより古いの段階を示していると言えるのではないだろうか。
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