旧石器時代の貝製ビーズ
サキタリ洞からは、約2万年前の貝製ビーズが見つかっている(「旧石器時代の貝製ビーズ 沖縄県南城市サキタリ洞遺跡からの報告」(山崎真治、黒住耐二、佐野勝宏、片桐千亜紀、藤田祐樹「旧石器研究 = Palaeolithic research」)。
その貝は、シマワスレ、ニシキツノガイ、ヤカドツノガイ類、マツムシ。
これらは形状や模様が蛇なのだと思う。旧石器の蛇貝だ。
同じサキタリ洞からは、モクズガニの爪が無数に出土している。モクズガニは、蛇蟹と見なされたのだと考えられる。
ところかわって、前4~5期の伊是名貝塚からは、珍しく甲殻類も出土していて、もっとも多いのはモクズガニだ。前4期とすれば、モクズガニは、苧麻蟹なのだろうか。鋏の毛が植物と似ている、ということかもしれない。
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