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2018/02/03

抉入石斧(「奄美諸島の石器・石製品」)

 抉入(えぐりいり)石斧は、面縄第1貝塚から出土している(中山清美「奄美諸島の石器・石製品」(高宮廣衞、‎知念勇『考古資料大観 (12)』 2004)。「軟弱な砂岩を使用」。「全体を敲打によって整形し、抉りを一か所作っている」。

 面縄第1貝塚は、貝塚時代後2期に相当するのであれば、この抉入(えぐりいり)石斧は、ヤドカリの鋏を表現したものではないだろうか。

 抉りが、可動指と不動指のあいだを示しているのか、はさみ脚の節を示しているのか分からないが、軟弱な砂岩を使っていることからも、石斧でのトーテム表現を考えても、これはヤドカリの鋏だと思える。

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