« 「ナガラ原東貝塚の貝類遺体」(黒住耐二) | トップページ | 「伊是名貝塚の貝類分析」(黒住耐二) »

2018/02/18

宮古島アラフ遺跡の貝溜まり遺構

 宮古島のアラフ遺跡からは、貝溜まりが出ている。

 チョウセンサザエ(50%):干瀬
 サラサバテイ(36%):礁斜面
 シャコガイ類(4%):イノー
 クモガイ(2%):イノー
 ギンタカハマ(1%):礁斜面
 スイジガイ(1%):イノー

 この貝溜まりは、Ⅳb層とアラフ遺跡のなかでは、古い層に入るが、干瀬の貝が優占している。

 一方、アラフ遺跡から採集された貝殻は、潮間帯岩礁のものがほとんどである。

 この貝殻と貝溜まり遺構は、宮古島において、貝=サンゴ礁の段階を示唆するものではないだろうか。

|

« 「ナガラ原東貝塚の貝類遺体」(黒住耐二) | トップページ | 「伊是名貝塚の貝類分析」(黒住耐二) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 宮古島アラフ遺跡の貝溜まり遺構:

« 「ナガラ原東貝塚の貝類遺体」(黒住耐二) | トップページ | 「伊是名貝塚の貝類分析」(黒住耐二) »