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2018/02/13

「沖縄・先島諸島の石器石材の流通とその評価」(山崎真治)

 奄美は入ってないものの、沖縄と先島を分離した研究ばかりなので、通貫した考察自体がありがたい(山崎真治「沖縄・先島諸島の石器石材の流通とその評価」「月刊考古学ジャーナル」2013)。

 石器の組成では、沖縄、先島ともに「剥片石器」が少ない。

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 グラフの見方はおそらく、

 ・黒:剥片石器
 ・灰:石斧
 ・白:礫塊石器

 だと思われる。

 沖縄にしても先島にしても重視されたのは、石斧の表現だった。ただ、沖縄では、後1期以降、石斧の表現は減る。対して、先島では石斧の表現自体は続くが、石器自体が無土器期になると減少する。

 石器石材の産地は、沖縄においては、北部が、先島では石垣島、西表島がその役を担っている。それは、それぞれがトーテムセンターだったことを示唆している。

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