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2018/01/08

徳之島喜念クバンシャ遺跡の他界

 喜念クバンシャ遺跡は、「東部の発達したリーフを主要な生業活動の場とし、南側河川とに挟まれた小規模な台地上に居住域をかまえ(喜念クバンシャ遺跡)、北接した岩陰部を墓域(喜念原始墓・喜念クバンシャ岩陰墓)とした完結した領域を確認できる」(新里貴之「琉球列島における埋葬遺跡の文化的景観」)。

Photo
(『喜念原始墓・喜念クバンシャ遺跡・喜念クバンシャ岩陰墓』鹿児島県大島郡伊仙町教育委員会、1988.3)

 この図からは分からないが、喜念クバンシャの他界は、南側の喜念埼ではないだろうか。前5期に相当するとして、リーフ外に立神(トゥンバラ)があれば分かりやすいのだが、それは見当たらない。

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