伊波貝塚と荻堂貝塚の他界
点刻線文系といえば、伊波式と荻堂式になる。この段階で他界は発生しているから、伊波貝塚と荻堂貝塚の他界が気になる。
伊波貝塚は、「金武湾を見おろす琉球石灰岩丘陵上にある伊波城跡の、東側崖下に位置する」(「郷土の歴史に興味・関心をもたせるための、地域素材を生かした指導法の工夫」)。この場合、他界は「丘陵」あるいは、金武湾のサンゴ礁辺りということになる。
荻堂貝塚は、「琉球石灰岩台地の崖下」に位置する。現在の海までは1.2kmある。海は眺望できないから、この場合は、台地の辺りにあるということになる。
「崖下」と表現される陸上の「貝」は、サンゴ礁の貝と同じとみなされている。貝から生まれるということは、石、岩あるいはサンゴ岩から生まれることと等価とみなされていることになる。
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