『ハジチ 蝶人へのメタモルフォーゼ』ハジチ紋様の解読
『珊瑚礁の思考』琉球弧の精神史
森崎 和江: 『与論島を出た民の歴史』
高橋 誠一、竹 盛窪: 『与論島―琉球の原風景が残る島』
麓 純雄: 『奄美の歴史入門』
鹿児島県地方自治研究所: 『奄美戦後史―揺れる奄美、変容の諸相』
高橋 孝代: 『境界性の人類学』沖永良部のアイデンティティ論
高梨 修 他: 『琉球弧・重なりあう歴史認識』「琉球弧をめぐる歴史認識と考古学研究」
高梨 修: 『ヤコウガイの考古学』
稲野 慎: 『揺れる奄美、その光と陰』
真栄平 房昭: 『新薩摩学―薩摩・奄美・琉球』
松山 光秀: 『徳之島の民俗〈1〉シマのこころ』
松山 光秀: 『徳之島の民俗〈2〉コーラルの海のめぐみ』
山川さら 他: 『奄美の島々の楽しみ方』
喜山荘一: 『奄美自立論』
名越 護: 『奄美の債務奴隷ヤンチュ』
名越 左源太: 『南島雑話 1』
名越 左源太: 『南島雑話 2』
南海日日新聞社: 『それぞれの奄美論・50―奄美21世紀への序奏』
「奄美学」刊行委員会: 『奄美学』
酒井 卯作 他: 『琉球弧・重なりあう歴史認識』「幻の島」
よしもと ばなな: 『なんくるなく、ない―沖縄(ちょっとだけ奄美)』
松島 泰勝: 『琉球の「自治」』
中沢 新一: 『神の発明』
中沢 新一: 『対称性人類学』
酒井 正子: 『奄美・沖縄 哭きうたの民族誌』
吉成 直樹: 『琉球の成立―移住と交易の歴史―』
外間 守善: 『おもろさうし (上)』新しい言葉を旧い言葉遣いで編んだ歌謡集
外間 守善: 『おもろさうし(下)』
坂本龍一: 『ビューティ』
元ちとせ: 『カッシーニ』
元ちとせ: 『ハイヌミカゼ』
元ちとせ: 『ノマド・ソウル』
西尾 善介: 『エラブの海』
荻上 直子: 『めがね』
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伊藤慎二は、蝶形骨器と土器口縁部との類似性を指摘している(「琉球貝塚文化における社会的・宗教的象徴性」『祭祀儀礼と景観の考古学』)。
それは、最古級とされる古我地原貝塚出土の石製品にまで及ぶ。伊藤によれば、
形態的な特徴は籠目文系土器群古2段階(面縄東洞式・嘉徳Ⅰ式A・Ⅱ式の一部類)の斜めに組み合わせた籠目状の文様構成輪郭と口縁部突起に一定の類似性が存在することも注意される。
参照して注意されるのは、籠目文においても口縁部の「麻」表現のなかに、「蝶」が織り込まれているということだ。ぼくたちは、ギザギザを「苧麻」の葉の縁と見なしているのだが、あるいは「蝶」の姿も見出すべきなのかもしれない。
2017/12/29 58.琉球弧の精神史 | 固定リンク Tweet
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