« トーテム編年 | トップページ | 「南海の竜」(後藤明『「物言う魚」たち』 »

2017/11/22

「オキナワトカゲの系統地理学および集団遺伝学」(栗田和紀)

 南琉球のトカゲ・トーテムがキシノウエ・トカゲなら、北琉球では、オキナワトカゲではないか。という当たりをつけてみる。

オキナワトカゲは琉球列島に固有で,島嶼に生息するトカゲであり,沖縄諸島のほとんどの島と奄美諸島とトカラ列島の一部の島に分布している.本種の特徴は,とても小さな島にまで生息していることが挙げられ,植生に覆われた実質的な生息面積がわずかサッカーコートの半分しかないようなコマカ島(0.02 km2)やエージナ島(0.01 km2)でも生息が確認されている。(「オキナワトカゲの系統地理学および集団遺伝学」(栗田和紀、2014) )

 DNAの分析は、このトカゲが島の形成時から生息してることを明らかにしている。

多くの島のオキナワトカゲ集団は現在の島々が形成されて以降,孤立した集団として維持されてきたと思われる.琉球列島は大規模な津波や台風に時折襲われてきており,小さな島のトカゲ集団でさえ長期間存続してきたのは驚くべきことである。

 琉球弧で普遍的な存在であるということは、トーテムを満たす条件ではありうると思う。遊動する島人がどこへ行っても出会うわけだから。

Photo_6


|

« トーテム編年 | トップページ | 「南海の竜」(後藤明『「物言う魚」たち』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/87956/65896914

この記事へのトラックバック一覧です: 「オキナワトカゲの系統地理学および集団遺伝学」(栗田和紀):

« トーテム編年 | トップページ | 「南海の竜」(後藤明『「物言う魚」たち』 »