「先島諸島における先史時代のヒトと生態史」(マーク・ハドソン)
宮古島の長墓遺跡からは「年代を決定する遺物はほとんど含まれていな」い。そこでマーク・ハドソンは、放射性炭素年代測定を実施したとしている(「先島諸島における先史時代のヒトと生態史-宮古島長墓遺跡を中心に」)。
この結果をみると、下田原期に宮古島には遺跡はないとされているが、約4400年前~約3200年前の測定結果になっている。
また、無土器期においても、1900年前~1100年前での800年間は「空白」とされているが、年代測定値はこの「空白」期を「100年間に縮めている」としている。
表を見る限り、それは、1821年前~1710年前の100年、というように見える。
マーク・ハドソンは、下田原期と無土器期のあいだの「空白」についても、「存在しなかったとは言えないが、いわゆるこの「空白期」に人が宮古島に訪問したか、または居住していた可能性が高い」とする。
この当たりは考古学の年代決定の定義にかかわることだろうか。しかし、宮古島が無人と考えるよりも、この結果はよほど自然に思える。
『琉球列島先史・原史時代における環境と文化の変遷に関する実証的研究研究論文集 第1集 琉球列島の土器・石器・貝製品・骨製品文化』
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