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2017/08/08

『アダルトチルドレン・シンドローム』(W・クリッツバーグ)

 この本では治療のフローチャートが挙げられている。備忘のメモを添える。

Photo_2

・「慢性ショック」の問題に取り組んでいると、「長い間抑圧されてきたぞっとするような強烈な感情に見舞われることになる。なぜなら、そのような激しい情動を解放できる安全な場所がなかったということが慢性ショックのそもそもの原因だからである」。「安全な治療環境が健康な家族環境に類似している」のはそのため。

・「今どういう気持ちがしているかを語ることが情動解放の重要な部分」。

・「否認に挑戦する」。ここで「挑戦」というのは、事件がどのようなものであったとしても、「それは当時も今も当人にとって大変な衝撃なのだということを優しく粘り強く気づかせるという意味」。

・抑圧され遮断されていた感情を手放すためにはその感情を再体験しなければならないことを相手に伝える。

・急かせてはならない。

 回復が進むと、「それまで常につきまとってきた深い恐怖の感覚が消える」。「調和のとれた回復」は、「情動の解放」、「認識の再構築」、「行動の修正」の三つの要素から成り立つ。

 アダルトチルドレンの問題は「見捨てられ感」。その中核には「恐怖」がある。「それは自分が生き残れないかもしれないという原初的な恐怖」。それはあまりに強烈なため、「怒り」と「痛み」へ転換される。

Matrix_2

 著者のW・クリッツバーグはこう書いている。

傷ついた子供は過去に拒まれた愛や優しさをもらう必要がある。内なる子供が癒されれば、大人もまた癒される。大人が自分の内なる子供を愛し、いつくしめば、内なる子供は無条件に大人を愛し、いつくしむ。そうして傷ついた内なる子供が癒されると、ある変化が起こる―傷ついた子供が魔法の子供に変わるのである。魔法の世界ではどんなことでも起きる。大人は癒され、自己受容や愛、のびやかな自然さや笑いというあの魔法のような素晴らしい特質を獲得する。

 


『アダルトチルドレン・シンドローム―自己発見と回復のためのステップ』


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