イナとしての胞衣
にわか調べだが、胞衣を「イナ」と呼ぶのは、関東から東北に広がっている。南からいけば、イヤ、ヨナ、イナという分布になる。そして、イナの場合、エナとの通音は容易になるだろう。
「ヨナとイヤの身体・地名分布」の続きでいえば、「地名ヨナのところでは、ヨナを地母神的に捉えたところでは、身体をイヤと呼び、米として捉えたところでは身体をエナあるいはイナと呼んだ」ということになるのかもしれない。
神奈川県(「神奈川県史第5巻」)
山梨県(上暮地「富士吉田市史 民俗編 第1巻」)
群馬県(新田郡薮塚本町)(「医療人類学の研究(Ⅳ)」)
茨城県(「茨城県久慈郡里美村大字小菅民俗調查報告書」)
山形県(「真室川の昔話」)
秋田県(由利郡東由利村「橿原考古学研究所論集 第14巻」)
青森県(「青森県五戶方言集」)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント