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2017/07/16

「ウクムーニーについて」(『やんばる学入門』)

 コラムで短く与論のことが出ているので、書いておく。

ウクムーニーは国頭の奥の言葉。

周辺の、宜名真・辺戸・楚州などと通じない部分があるが、その一方で、沖縄島の北方に浮かぶ与論島のことばとは共通する所が多くみられる。

 と奥の方からも近しさが確認された嬉しい報告だ。

 実は奥にはユンヌヤマという名の山がある。奥の地名を調べていくうちに、ユンヌヤマは楚州領域にあるものの、奥の人達が林産物を切り出していたこと、また与論町史に六〇〇年ほど前の伝説として、「ユンヌヤマ」の名の由来のことが紹介されていることも分かった。

 与論側からいえば、ユンヌヤマは大道那太(ウフドウナタ)が買ったとされている。伝説の真偽はともかく、与論は奥に木材を頼ったということだ。

 与論からは家畜、砂糖が持ちこまれる。「ニンブーと呼ばれるワラで作られたむしろ」、リュウキュウチクを使った「奥のアンヌミ(竹で編んだ網。猪垣や壁などに使用した)」が、与論から持ちこまれたものだという。

 これはとても意外だ。

 書き手は、宮城邦昌。感謝。
 

『やんばる学入門―沖縄島・森の生き物と人々の暮らし』

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