« 「歌の発生」(吉本隆明) 1 | トップページ | 「歌の発生」(吉本隆明) 2 »

2017/07/04

「神に守られた島(新連載)」(中脇初枝)

 沖縄戦の始まったころの沖永良部島という舞台設定が面白いのだが、まず登場人物がすべてエラブの童名なのに目が行く。

 トラ、マチジョー、カミ、ハナ、ヤンバル、ユニ、マチ、ナーク、ナビ。

 カミには「瓶」の字が当ててあり、ユニは男性だ。ユニという童名は沖永良部島にもあったわけだ。ヤンバルが童名になっているのも興味深い。

 「こんなになっても、痛くないんだな」。標準語であっても言い回しは島のそれを再現しているので、知らず知らずのうち、島風アクセントで読み進めることができた。中身より先に民俗的事象に関心が行ってしまったが今後の物語展開が楽しみ。


「小説現代 2017年 07 月号」

|

« 「歌の発生」(吉本隆明) 1 | トップページ | 「歌の発生」(吉本隆明) 2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/87956/65487388

この記事へのトラックバック一覧です: 「神に守られた島(新連載)」(中脇初枝):

« 「歌の発生」(吉本隆明) 1 | トップページ | 「歌の発生」(吉本隆明) 2 »