« 「麦つき唄から」(柳田國男『故郷七十年』) | トップページ | 宮古島の霊魂観 3 »

2017/07/09

『対人関係の心理学: 親密な関係の形成・発展・維持・崩壊』

 こんなことに頭を使うのもなんだかなだが、へーと思ったことがあった。

 友人関係や恋愛関係のケミストリーでは、「態度の類似性」が魅力を生み出す。態度が類似していると、「合意による妥当性確認」が得られ、「自分が大丈夫と安心したい欲求が満たされる」。

 ちょっと驚いたのはこれではなく、「自分の持っていない性質を持つ相手に魅力を感じる」という相補性仮説は恋愛関係では否定されていることだ。研究のうえでは、ということだが。

 ただし、

双方が関係の質の高さを同様に認知しているカップルに限り、一方が支配的でもう一方が従属的という、パーソナリティがもたらすカップルの役割分担が互いの魅力に影響を与えるというものである。

 つまり、クリエイティブ・ペアの場合がこの例ということになる(参照:『POWERS OF TWO 二人で一人の天才』(ジョシュア・ウルフ・シェンク))。

 この解説も説得力がある。

相補性仮説と類似性
相補性仮説というのは、お互いに共有した価値観と満足度をベースにして初めて有効なものであるから、相補的な役割分担を重視する共通の価値観という類似性があってこそのものと考えておいた方がよいだろう。

 「愛の四天王」というのもある。それは、「熱愛」、「愛着の愛」、「慈愛」、「友愛」で、四者の関係は、(熱愛)⊃(愛着の愛)、(友愛)⊃(慈愛)。「慈愛」はここでは、「自分のパートナーを助けたい」という気持ちのこと。

 

『対人関係の心理学: 親密な関係の形成・発展・維持・崩壊』

|

« 「麦つき唄から」(柳田國男『故郷七十年』) | トップページ | 宮古島の霊魂観 3 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/87956/65276472

この記事へのトラックバック一覧です: 『対人関係の心理学: 親密な関係の形成・発展・維持・崩壊』:

« 「麦つき唄から」(柳田國男『故郷七十年』) | トップページ | 宮古島の霊魂観 3 »