« 「おなり神」と「ゑけり神」 | トップページ | 兄妹始祖神話の位相 »

2017/05/27

蝶形骨器の時代 2

 ここで確かめたいのは、蝶形骨器の形態とそのおおよその時代だ。

2
(「沖縄縄文時代の蝶形骨製品」(金子浩昌))

 ここで吹出原遺跡の蝶形骨器が、貝塚時代第Ⅴ期に相当されている。つまり、約3000年前だから、ぼくの考えでは「貝」時代に入っている。それまでは、「ザン-蝶」の時代と見なせる。

 興味深いことは、蝶形骨器製作の初期から一枚組のものだけではなく、二枚組のものも作られている。そして、第Ⅴには一枚組は作られていない。

 ぼくの考えでは、これは霊魂思考の進展を示すものだ。つまり、「蝶」を「ジュゴン」の変形と見なす思考は、第Ⅳ期までで、それ以降は、「蝶」を「ジュゴン」の分解再構成とみなす考えが優勢になったということだ。

 二枚組のものは多くが「蝶」の翅が大きく広げられ、いまにも飛び立ちそうに見える。実際、これらの形態は「蝶」が、「ジュゴン」の元を離れたがっているようにも見える。(参照:「蝶形骨器の時代」

 

 

|

« 「おなり神」と「ゑけり神」 | トップページ | 兄妹始祖神話の位相 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/87956/65105886

この記事へのトラックバック一覧です: 蝶形骨器の時代 2:

« 「おなり神」と「ゑけり神」 | トップページ | 兄妹始祖神話の位相 »