「サンゴ礁の環境認識と資源利用」(渡久地健)
渡久地健は、奄美大島大和村の貝捕獲について、潜水の必要なサンゴ礁外側斜面では男性が捕獲し、内側では女性が捕獲すると整理している。
サンゴ礁の外側=礁斜面(ナダラ・スニウトゥシ) カインミャ・タカセ・カタンミャ-男性
サンゴ礁の内側=礁原・岸辺(クィシィ・ヒジャ) カタンミャ・エガル・アナゴ-女性
カタンミャはチュオセンサザエのこと。これは、礁の内側でも外側でも捕られているから、やはり貝の種類よりも、捕る場所が重視されているのが分かる。エガルはオオベッコウガサガイ、アナゴはマアナゴウ。
エガルとアナゴはヒジャの岩と岩のあいだに潜む貝。
ヤトゥは干瀬にある深い窪み。ヤトゥも、太陽系地名だと思われる。tida > datu > yatu。
エラブチ、ヴダイは、青と赤で名称を変えている。オー(青)エラブチとハー(赤)エラブチ。前者が男性動物で後者が女性動物だ。クサビも、オークサビとハークサビに分けられている。
タカセは、「殻に赤い模様がある」。
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