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2017/01/27

太陽の水浴び

 来間島での谷川健一の聞き取り。

 この島の東がわには、非常にふかい洞窟があって、途中タカが洞窟を守っている。その底には牡丹の花があり、太陽の光線が射しこんでそれに当るところがある。そこでこの洞窟を「太陽(てだ)が洞窟(がま)」と呼ぶという。(『埋もれた日本地図』)

 谷川は別のところで、この洞窟には「誕生した太陽が水浴びする場所も、その洞窟のなかにある」と書いている。この水浴びの原像を、ぼくたちは言うことができる。それは、貝から生まれた太陽がサンゴ礁を通過するということだ。


『谷川健一全集〈第5巻〉沖縄1―南島文学発生論』

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