種子島広田人の精神の位相
種子島の広田人の精神の位相を推理してみる。
貝符を着装する女性(イモガイ製)。腕輪を着装する男女(オオツタノハ製からゴホウラ製へ)。
この通りだとしたらとして。
イモガイは、男性名の女性貝だから、貝符を装着した女性は、蛇と貝をトーテムとしていることを暗示している。
腕輪の素材がオオツタノハからゴホウラへ移行したということは、全く意味が異なるか、同位相にあることになる。ゴホウラは、女性名の男性貝。オオツタノハは女性名だと想定できるが、「オオツタノハは著しく波当たりの強い岩礁域に限って生息しているようである」(黒住耐二「オオツタノハの供給地」)ことからすれば、男性貝と考えられる。
つまり、オオツタノハとゴホウラは同位相にある。
ゴホウラ-オオツタノハの象徴は「女性-太陽」と「男性」。これを男女ともに装着しているのであれば、「貝(太陽)の子」であるという位相を示すのではないだろうか。
この点では、広田人は、琉球弧の島人の精神と同位相になる。しかし、女性と男性の両方の組み合わせを求めたのだとすれば、このとき広田人には、男女の性交と妊娠の認識があったのかもしれない。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。




































コメント