トーテムとしての貝たち
トーテムとしての貝たち。
高瀬貝 黒島(針突きの由来伝承)
シャコ貝 多良間島(ぶなぜー神話)
アカニシ・赤螺 古宇利島(始祖神話)
ヒザラ貝 奄美大島・沖永良部島(龍郷のイジャンハジメ、沖永良部島のマブイグミ)。
どの貝にも、「輝き」または「赤」、つまり「太陽」が宿されている。つまり、サダル神の頭巾の赤や蝶形骨器の赤は、貝―太陽に由来していることになる。太陽といってもそれは朝陽だ。トーテムの印だった「赤」は、やがて死の色になり、忌避されるようになる。つまり、それは「赤」が身をやつす過程なのだろう。
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