奄美大島前腕部の針突き文様
奄美大島の前腕部の針突き文様を見てみる。鎌倉芳太郎は、こんな風にデッサンしたものだ。
小原一夫は下のように抽出した。
このそれぞれについて、図形を分解してみる。
1.左腕の文様について、曲線を使った左側と、三角の連なる右側を分解する。
2.右腕についても同様。
そのうえで、左右の三角のつらなりは縦に並べる。その他は、横のまま配置する。
これは、蝶形骨器の翅の8つの変化点を強調したデザインに見える。
編成したデザインの変化点をカウントすると左は8、右は7になる。
前腕部の針突きのデザインも「蝶」だ。そしてそのデザインは、蝶形骨器をモチーフにしている。奄美大島で蝶形骨器が発掘されてもおかしくないのだと思う。
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