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2015/12/22

『珊瑚礁の思考』、目次構成

 『珊瑚礁の思考』は、amazonの準備も相整いました。数日中に発刊されます。仲程長治さんの写真のおかげで装丁はきれいですが、さすがに厚い。

 700枚ほど書いてしまったのを出版社の要請で500枚に圧縮したものの、推敲の過程で560枚ほどにまた膨らませてしまったのですから仕方ない。

 本来なら二、三冊に分けるべきボリュームだったのでしょうが、無名の書き手には、そういう余裕のある企画は組めませんでした。しかし、とにかく精霊(カミ)の時代から神が出現するまでをひと通りには描きたかったので、312pのボリュームになってしまいました。

 惜しむらくは、結果、値がはってしまったことですが、それだけ読みごたえはあると思います。ブログですから、節タイトルも載せておきます。どうぞよろしくお願いいたします。


はじめに 「ネシア」の野生の精神史

 文字を持たなかった時代へ
 霊力思考と霊魂思考の編み物.
 琉球弧からヤポネシアへ、太平洋のネシアへ
 ざわめきに背中を押されて

第一部 円環する生と死

一.われらアマンの子-祖先

 アマンから生まれた
 アマン―人、人―アマン
 流動的エネルギーとしての霊力
 心を残しては語れない
 霊力思考
 化身
 霊魂思考
 身をやつした姿

二.蛇からアマンへ-脱皮

 蛇の位相
 脱皮つながり
 トーテムの関係図
 全ては身に起きたこと
 わたしはジュゴン

三.いずれ、生まれ変わる-再生

 トロブリアンドの再生
 琉球弧の再生
 アマンに見ていたもの
 母系社会と「をなり神」
 わたしたちの盲点
 兄妹始祖神話の位相
 再生と祖先崇拝
 食人(カニバリズム)思考

第二部 「あの世」と「霊魂」の成立

四.境界としての洞窟-風葬

 風葬とは何か
 骨の信仰
 「キャンプ地を去る」から「家を去らない」まで
 なぜ、去ったのか
 「死者」と「家」の同一視
 移行としての生と死
 もうひとつのあり方へ
 風葬の成立
 「喪屋」の発生
 境界モチーフの展開

五.包含するニライカナイ-他界

 二つのベクトル
 地上と地下
 洞窟を塞ぐ
 反転
 海上はるか彼方へ
 包含するニライカナイ
 厚い「移行」の層

六.マブイの成立と協奏-霊魂

 霊魂の成立
 霊魂の協奏
 マブイとセジ
 霊力思考と「こころ」
 霊魂思考と「あたま」
 病の三類型
 マブイ込め
 死の前後1・添い寝
 死の前後2・悪霊払い
 死の前後3・霊魂の除去
 死の三角形

七.クチとユタの原像-呪言

 唱えることは実現すること
 自然のイメージ的身体化
 呪言(クチ)の世界
 反復するイメージ的身体化
 原ユタ
 憑依型シャーマン
 生き残ったユタの可能性

第三部 生と死の分離を超えて

八.まれびとコンプレックス-珊瑚礁

 人間と植物の同一視
 反作用を繰り込む
 「女の作った御馳走」
 むしろ、もたらされる恵み
 人見知りの基層
 珊瑚礁の発生
 母なる珊瑚礁
 珊瑚礁の思考

九.仮面がつなぐ-来訪神

 希薄な死
 希薄な同性愛
 再生の変形
 来訪神の深度
 仮面は遡行する
 仮面の発生
 原仮面
 
一〇.人、神となりて-御嶽

 守護する頭蓋骨
 円環が破れる
 「御嶽の神」の出現
 置き換えられた「あの世」
 世界は変わってしまった
 生き神の出現
 神の変形
 島世

あとがき
 

『珊瑚礁の思考 〔琉球弧から太平洋へ〕』


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