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2015/12/06

神高い島の系譜

 久高島がよく知られた「神の島」であるのを筆頭に、神高いと言われる島もたくさんある。浜比嘉島、その名からもそれと知れる大神島、池間島、伊良部島。ほかにもいくつもあるのだと思う。これらは、かつて「あの世」と見なされた他界の島だ。それがニライカナイの遠隔化とともに、神の島、神高い島へと変容する。

 これらの系譜の特徴は、大きな島の周辺に位置する地先の島という位相が同じだということだ。北の島は南の島を、大きな島は小さな島を馬鹿にする、というのが定番になっているけれど、昔の人はそんなことはなく、小さな島を聖域し、尊重したのだった。

 上記の系譜には、神高い山、あるいは、立岩も同じ意味を持つと思う。

 もうひとつ考えられるとしたら、「神高い」と言われる意味には、高神的なものと来訪神的なものがありえるだろう。ここで挙げたのは、高神的なものの系譜で、ふつうはそれが神高いと言われるはずだ。

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