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2015/04/01

食人と再生の変形の体系

 食人と再生について、その変形の連鎖を図解してみる(cf.「ロベール・エルツの「死の集合表象」)。

Henkan

 霊力思考にとって、骨は再生の媒介だが、霊魂思考になると祖霊の根拠になる。また、重視される骨も長骨から頭蓋骨へと変わる。霊力思考と霊魂思考において対照的なのは、死体が「聖なるもの」と「穢れたもの」として対置されることだ。

 この反転がなぜ起こるのか、根底的なところが、まだ分からずにいる。ただ、女性の殺害による有用植物への再生を行ったことは大きな契機のように思える。それは自然に手を加え、人為的に自然を加工することの最たる行為であり、いわば、人間が自然から決定的に分離することを意味している。

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