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2014/10/02

ドゥクドゥク祭儀の過程

 岡正雄の『異人その他―他十二篇』では、あいまいなところのあるドゥクドゥクの祭儀の過程について、パーキンソンの『Thirty Years in the South Seas』を参照してみる。

1.秘密の場所であるタライウから大きな叫び声が聞こえたら、それがトゥブアン出現の合い図になって、通過儀礼を受ける少年たちは連れて行かれる。

2.トゥブアンが叫び声をあげ、寝かされた少年たちを打つのを皮切りに、結社員たちが少年たちを打ちのめす。

3.トゥブアンが仮面であること、ドゥドゥクの踊り方を教えられる。その際、タライウで起こったこと、教えられたことを口外しないことを約束させられる。破れば酷刑に処されると脅される。

4.夜を通して、ドゥドゥクが誕生する。

5.明け方、新しく生れたドゥクドゥクを従えてトゥブアンが、カヌーに乗って公衆の前に現れる。カヌーが浜辺に着くと、歌い、踊る。

6.饗宴の場に行き、女性や子供たちの前で踊る。ドゥクドゥクの力や厳しいルールを伝える。新生のドゥクドゥクに貝貨が与えられる。

7.次の日から家々をまわり、ドゥドゥクは貝貨を集め始める。

8.一ケ月から二ヶ月かけて、貝貨を集め終えると、トゥブアンは祭りの終わりを告げる。

9.タライウにてドゥドゥクは死ぬが、トゥブアンは不死とされている。


『Thirty Years in the South Seas: Land and People, Customs and Traditions in the Bismarck Archipelago and on the German Solomon Islands』

『異人その他―他十二篇』

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