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2014/04/04

21.「褥(しとね)移しと忌屋」

 「褥(しとね)移しと忌屋」(酒井卯作『琉球列島における死霊祭祀の構造』)。

 ここは要点だけ、つかんでおく。

 「死者の出た家はおそらく死者を家に置くか、または置かないにしても、死者の霊の存在を意識して家を離れる」。そして親戚の家か、海辺などに仮屋を作って籠った。そこには、強い死穢観があった。それが薄らぐ時代になり、家族も家を離れなくなると、死者を置く場所と家族の住む場所の二つの名称は、一つの家に同居する形になる。家の中での褥移しにはこの状況変化に対応している。

 酒井は喪屋は住居自体だったのではないかと考えている。そして家を喪屋にして、家族は外に出たのではないかとしている。そう、考えているのだろうか。

 次節以降で確かめたい。

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