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2014/03/16

2.「葬制の分類」

 「葬制の分類」(酒井卯作『琉球列島における死霊祭祀の構造』

 琉球列島では「まず、火葬については常民の一般的な慣習の中にはほとんどその痕跡がない。また海上信仰を基本とする生活を保っているのに、なぜか水葬の慣習は存在しない」(p.14)。

 そこで、検討すべき葬制を酒井は、「埋葬」と「地上葬」とに整理する。

 地上葬。「非埋葬という意味」。「野ざらし、樹上葬、洞窟葬など」
 埋葬。「土壙(どこう)、砂壙の如何を問わず、死者を埋葬する状態」。「複葬的措置をとらない形式を前提」。(p.15)。

 ただし、地上葬は即複葬と考えるわけではない。地上におかれた死者は、なんらかの形で複葬制と関わりをもつ場合と単葬で終わる場合もある」(p.15)

 酒井に揺さぶられる前のぼくの認識としては、他界が時間観念のみで捉えられる場合と、空間観念を獲得した後の相違。水平軸な視点に、垂直的な視点、信仰が加わった時の変容と複合。それらを手がかりにする。

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