ヤドカリをアマミと呼ぶ地域
吉成直樹が『琉球の成立―移住と交易の歴史―』で、ヤドカリをアマミと発音する地域があると書いているのを見て、どこか知りたいと思ったが(「アマンと「海見」」)、ちゃんと同書のなかにあったので、地図にプロットしてみた。
より大きな地図で ヤドカリをアマミと呼ぶ地域 を表示
大島の小湊、屋鈍、加計呂麻島の薩川、於斉である。
これがどうして重要かと言えば、「奄美」の地名の由来を「アマン(ヤドカリ)」を考えた時、実際にアマンではなく、アマミという地域があるのは有力な手がかりになるからである。吉成は、「しかもほかの地方にはみられないのである」(p.92)と強調している。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント