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2009/12/14

系図差し出しは島役人の身分保全のため

 「第42回 琉球大学史学会大会」の琉球新報、記事(12月13日)。弓削政己の報告は衝撃的だ。

 琉大史学会シンポジウム:「薩摩の影響、相撲にも」 各分野から活発意見

弓削氏は歴史学の観点から、奄美の役人「与人(よひと)」が薩摩に系図を提出している1695年の「差上(さしあげ)」に触れ「与人を百姓と受け止めるような何らかの出来事があり、それを阻止するために薩摩へ提出したものだ」として、系図差し出しは彼らによる身分保全のためだったと指摘した。

 1695年の系図提出は、これまで薩摩による強制と言われてきたものだ。ぼくもこれを薩摩の思考収奪の例として挙げてきた。ところがどうだ。系図提出は、島役人の保身のためだというのだ。これでは、進んで思考を収奪させたようなものだ。

 切に詳細を知りたい。もし弓削の言うとおりだとしたら、いままでなぜそういう理解にたどり着けなかったのか。いったい奄美は何をやってきたのか。深刻な問題が横たわっていると思う。


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