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2009/10/31

釘づけ

 都心でよくもまあと思うくらい、素直な子たちだ。古い土地柄には強い地域性が残っているので、それがシールドを張っているのかもしれない。いつもながら合唱も吹奏楽も懸命に向き合っている。でもって水準が高いものだから、見守るより純粋に鑑賞する気分でいられる。最優秀の金賞には体育館が割れんばかりの拍手が起きて、受賞したクラスも誇らしげなことこの上ない。

 思い出せば、自分のときは、校内暴力が激しく、校舎も教師も生徒も荒んでいて、こんな文化祭など想像もできなかった。中学のときに、この水準の達成を体験できるのは、これから生きていく中で大きな励みになるだろうなと思う。

 ときに、あるクラスのとき、指揮者をやっている子が息子のガールフレンドだと聞いて、目が釘づけになってしまった。踊るような指揮を眺めながら、なんというか、切ないような懐かしいような何ともいえない気持ちになるのだった。なんだろう、これはと不思議に思ったが、子どもが生まれたときの感情に似ていた。


Chitochusai2009

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