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2009/07/18

距離の極大と配慮の極小

 最近は知らぬ間に始まり知らぬ間に終わっている高校野球大会だったけど、今回は昔、応援していたときのように熱くなった。徳之島が鹿実に勝ったというのだから。

 昨夏代表の鹿児島実、初戦で徳之島に敗れる 延長13回

 サヨナラのヒットを放ったのは喜山君。自分の親戚以外にこの苗字を見たことがないので、驚き。パラジなのかそうではないのか。たぶん違うんだろうけど、いいや、ここはパラジ気分で、でかしたと、記事越しに声をかけた。

 でも、よかったよかったというばかりではなかった。勝てば費用がかさむ、しかも今年は皆既日食という事情が重なった。

 悩ましい快進撃 鹿児島・喜界高、勝ったら島に帰れない

 結局、負けたから杞憂に終わるわけだけど、世界への距離が負荷としてのしかかるのは離れ島のこれまでの宿命だ。

 しかし、それだけでもない。中学総体は、日食の日をはさんで行われてしまう。

 離島選手ら観測ピンチ 鹿県中学総体、日程重なる

 これは、「奄美の家」の圓山さんも「県知事さん、お願いしますよ!」と訴えて、あまみ便りblogさんも「これだけ盛り上げといて・・・(7/22県中学総体)」と、声を挙げていた。

 記事によれば、声は届かず、「日食当日は、試合を中断して、部分日食でも体験できるように配慮したい」ということなのだが、トカラ、奄美にしてみれば、世界が果てにあるのではなく、世界がここにやってくるまたとない機会だった。総体に出る子どもたちにしてみれば、世界はここでもずれてしまう。世界への距離が極大なのに配慮は極小というのは、奄美的状況なのだ。

 本土で見る部分日食を、心のバネにしてほしいと思う。


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