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2009/05/21

奄振は、「手厚い沖縄振興策とバランス」をとる方向性であるらしい

 日本経済新聞の九州経済面の記事。

 「国交省が奄美群島振興の基本方針案」

 奄振の方向性について。

国土交通省が奄美群島振興開発特別措置法(奄振法)に基づいて策定する振興の基本方針案が19日、明らかになった。奄美群島の振興策について「沖縄振興に関する諸施策との調和を考慮することが重要」と明記。手厚い沖縄振興策とバランスをとり、情報通信や観光などの産業で連携を図るべきだとの方向性を示した。

 「手厚い沖縄振興策とバランス」というフレーズが目に留まる。「手厚い」というのは、予算増を意味するだろうか。「連携」はすべきことだが、乱開発の沖縄並みを招けば、奄美の沖縄化で魅力を無くしかねない。どんな連繋か、気になる。 

 20日に開かれる奄美群島振興開発審議会に提示し、6月をメドに基本方針を正式にとりまとめる。基本方針の策定は今年3月に奄振法が延長されたことに伴うもので、鹿児島県は国の方針に基づいて今秋までに2009年度から5年間の振興計画を策定する。

 奄振は、やったところで計画は県が立案し、資金は本土資本に還流されると思うと、二重に無力感を覚える。奄美のためにやるという実感を呼ぶには、少なくとも、奄美が企画立案する必要があるのではないだろうか。

 基本方針案では群島内での雇用確保や産業発展に向け、IT(情報技術)産業が盛んな沖縄と近い優位性を生かした企業誘致の推進を打ち出した。沖縄と連携した観光の強化も盛り込んだ。

 インターネットと観光は、強みとすべきポイントだと思う。ここでも気になるのは中身だけれど。

 奄美群島内や奄美と本土を結ぶ航空運賃の引き下げについては「一層利用しやすい航空運賃の軽減について必要な措置を講じる」と表明。住民の利便性向上や観光振興に関する実証実験を行う方針を示した。

 これは大きな後押しになると思う。

 国は奄美群島の社会基盤を「本土並み」に整備することを目標に、1954年の奄振法制定以来、道路や港湾の整備を続けている。09年度予算には約287億円の振興事業を盛り込んでいる。

 今回の方針が、「道路や港湾」から、IT、観光を軸にした沖縄との連繋への移行であるなら、賛成したい。ここでも、自分たちの産業にすることがとても重要だと思う。


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コメント

 ユンヌチュルシマヤ インクサヤアシガ
 ナビヌスクナカニ ググヌタマル
 ムットゥデール ヌーンネーシガ
 アイルムヌンチャ ムユーティナラサン

 ズーと昔 パーパーターや ウフターが
 あるものですませていたのを、思い出し
 ます
 
 奄振に助けられ、期待して生きてきた島
 ユンヌです
 これからも期待はしていいと思います

 がしが、アメタボーリの孤島です
 いくども云ったつもりですが・・・
 ミジヌフトゥドゥ デージデールヨ
 ウルヌサキマディ小さな管でもいいので
 シチャヌミジンチャー ムティイキボー
 ナイシガ・・・がしムウリュウシガヨ

 道や港も立派なものだし・・・
 がしが、港は安心してヨットがおけない
 つくりなのが残念です

 コースタル・リゾートの当初の計画には
 ポンツーン(ヨットの桟橋)があったの
 にいつのまにか外されていました
 ユンヌのピチュンチャーやよほど海や船
 が嫌いなのか、怖いのかと思いました

 ヨットは燃料がなくても動くんです
 海の上を走るのです

  ユンヌラッパ節(与論小唄)を唄いま
 すので、マージン ウタシラン
(サン ハイ!)
 水と風とがあるならば
 どんなとこでも 走ります
 だとえ だめヨット云われても
 ついて行きます 何処までも

 ヨットは、ユンヌ向きです
 たしか ひとりだけは たしかなヨット
 マンが ワーチャガシマナイヤ イユル
 パジデーシガ
 
 観光にしたところで、昔はそんなことも
 あったかなというパナシだけでしょうね

 シケヤミジグルマデークトゥ
 イチャーカナイヤシュウシガヨ

 Kさん 相変わらず、お元気そうですね
 ひさしぶりに、お邪魔いたしました

 

投稿: さっちゃん | 2009/05/21 22:47

喜山さん、コメントありがとうございました。いつか船上での集いをしていですね。

さて、私は、沖縄振興開発が琉球の植民地経済を固定化するものであると考えています。何も「手厚く」もなく、基地と連動した、日本政府による、日本政府のための開発であったといえます。

投稿: 松島泰勝 | 2009/05/22 06:56

> さっちゃんさん

歌いました! わたしは明日をも知れぬ空元気です。
ブログは書かなくて済むならそれがいちばんと思いもするのですが。

「ヨットは、ユンヌ向き」。わんなががんちむーゆい。


> 松島さん

船上のゆっくりゆいまーる。いいですね。

振興開発がスポイルしてきたということですよね。それは分ります。ここでも、自己決定権という意味が重要になりますね。

投稿: 喜山 | 2009/05/22 09:04

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