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2009/05/26

「ゆいまーる琉球の自治in沖永良部」

 5月16日、沖永良部島で行われた「ゆいまーる琉球の自治」。南海日日新聞に記事が出ていた。

幅広い観点から島の未来探る
  沖縄への編入求める声も

琉球に住む人々が自治を自分たちの問題として考える「ゆいまーる琉球の自治・in沖永良部島」(特定非営利活動法人=NPO法人=ゆいまーるの自治主催)が十六日、知名町中央公民館であった。農業や道州制問題を含めて幅広い観点から「自治」の在り方を論議。
道州制が実現した場合、「文化などで共通するところが多い」として沖縄州への編入を求める声が多かった半面、「沖縄と一緒になるということは米軍基地を受け入れることができるようになるということ」と慎重な対応を要請する意見もあった。

 集会は地域を担っている人々の発言を受けて意見交換した。農業の可能性について発表した宮内茂喜さんは昨年、知名町役場を退職し、専業農家として再出発した。沖縄のフリーマーケット市場に進出したこと、ユリ球根を鉢植えにして商品化したことを報告、「モノを作って販売するまで自分で考え、道を開くことが大事」と述べた。
 Iターンで就農し十四年目を迎えた多田等さんは農地の確保や初期投資の大きさなど就農の問題点を指摘した上で「自分を知ってもらい、自分から地域に溶け込む努力をした」と報告。東山栄三さんはガソリンを例に、離島商工業の厳しい実情を指摘した。

 道州制問題は皆吉龍馬さんをはじめ多くの人が取り上げ、「沖永良部は文化的にも距離的にも近い」として沖縄州への編入を求める声が多かったが、ゆいまーる琉球の自治の松島泰勝理事長は「政府の提唱する道州制は沖縄に基地を押し付けるためのもの。沖永良部が沖縄になれば基地を受け入れることが可能になる。デメリットも考えなくてはいけない」と問題提起した。

 率直に言うと、農についてこうした議論のできる沖永良部島は豊かなのだと思う。それは永良部の力であり可能性だ。

 もうひとつ率直に言えば、沖縄への編入を求める声が多いというのは、むしろそうした率直さが生まれていることがぼくには新鮮だった。

 しかしそこでは覚悟を求められる。北を向けばそこはかとなき黙殺にあい、南を向けば覚悟を求められる。奄美とはそういう場所だ。帰属を求める限り、やっかい者にしかならない。ゆったり構えて、自立の道を探すしかない、のではないか。


 

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