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2009/04/20

与論(ゆんぬ)の地名語源についての注

「日本の島へ行こう 与論島(よろんじま)」というページがあって、そこで、このブログ経由で知ったこととして、与論(ゆんぬ)の地名語源を「砂」と解説してあった。

嬉しいのだけれど、(ゆんぬ=砂)として解説されているので、これが仮説であること、しかも、ぼく以外の人からは聞いたことのない(苦笑)ひとり仮説であることを書いておきたい。そんな可能性は小さいにしても、この説が無媒介に一人歩きするのも本意ではない。

ぼくの知る範囲では、これまで与論(ゆんぬ)の地名語源の仮説として出されているのは、(ゆんぬ=寄り物)という説だ。ぼくは公表されたものとしてはこれ以外知らない。この(ゆんぬ=寄り物)説は、モノが島に漂着する様を指して、そう呼んでいる。

ぼくは地名のつけ方の原則からしてそれはないだろうと考え、自分の島言葉の身体記憶に耳を澄ますように考えたのが、(ゆんぬ=砂)という説だ。これは島の地勢を実によく表現してもいる。

ぼくはいまのところ、これがいちばん合っているのではないかと考えているが、個人の仮説に過ぎない。学者の説が正しいわけでも、学者でなければ正しくないわけでもないけれど、ぼくは地名学者ではなく、単純な原則と与論言葉を知っている身体感覚からアプローチしているに過ぎないといえば言えるので、そのことを書き添えておきたい。

いつかもっと確信を持って言えるようになりたいものだ。(^^)

 ※ユンヌ 「ユリヌ・漂着」説
  ユンヌ 「ユナ・砂」説

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